大阪在住通信インフラ社員のあれこれ

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何事にも幅というものがある


社会人になって少し経った頃の話です。父親と祖母、そして父親の兄夫婦と食事に行きました。私は両親が離婚しているため、父方の祖母に会いに行く時はいつもこのメンバーです。食事に行くのはお初月や、GW・お盆など長期休みに行くのがほとんどで、逆にこういう機会以外であまり食事に行くことや、会うこともありません。食事のお店は叔父が大体の料理のジャンル(肉とか魚など)を決め、お店をチョイスし、お店の予約などは叔母がしてくれています。

 

お盆のタイミングで食事に行った時です。その日の食事は焼肉屋でした。会う機会もあまりないので、食事といえばなんだか高そうなお店ばかりです。その焼肉屋は地元では高い方のお店でお店の面構えも立派です。店内も個室が基本で、中庭などを見ながら食事ができる部屋で、他のお客さんに会うことはトイレくらいでした。社会人になりたてくらいの私が、なかなか気軽に行けるようなお店ではありません。

 

いつもお店のメニューもある程度決めてくれているので、席についても私がメニューを見ることはほぼなく、「●●のコースを人数分」と注文してくれます。あとはメニューで足りなければ「好きなもの頼んでいいよ」と言ってくれますが、いつもお腹いっぱいになるので追加の注文をすることはありません。

 

叔父がその日は珍しく、「この店のミスジが美味しいから、コースの前に単品で頼むから食べ」と言って、お店の人にもコース料理の前にミスジを先に持ってきてもらうように注文していました。ミスジなんて部位をこれまでに食べたことがないため、「なんか変な部位注文してるな、、」くらいに思っていました。

 

ミスジが運ばれてきて食べさせてもらうと、とても美味しく、これまで食べた焼肉屋のお肉で1番美味しいんではなかろうかと思いました(ミスジはこれまで食べたことがないので当然といえば当然です。)

 

その後コース料理を食べてお腹いっぱいになりましたが、私もミスジなんて部位が初めてだったのでメニューで金額がいくらなのか気になり見てみました。確か5,000円くらいだったと思います。その金額であの量(数枚)ということに驚いた覚えがあります。

 

そして、ミスジは初めて食べたし金額も高かったのでその話を叔父にしました。叔父は「なんでも幅を知らなアカン。ご飯の上は俺が食べさせてあげれる分は食べさしたるから」と言われました。私は「幅」なんてものを意識して食事をしたことも生活したことも無かったので、ご飯に連れて行ってもらうときに高そうなお店が多かったことに納得しました。それからお店に連れて行ってもらうときは、料理の内容や金額をメニューを見て知った上で食べるようにしています。

 

私も家族ができましたが、料理の幅を教えてあげることはあまりかないませんが、将来同じようなことを自分の子どもや甥っ子にしてあげれるようになりたいと思います。

 

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