大阪在住通信インフラ社員のあれこれ

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コンセントが顔に見えたことありませんか?

コンセントって、人の顔に見えたことありませんか?私はこの写真、口を開けているように見えます。

 

先日、子どもが壁に映ったリビング照明の影が、「おばけ」に見えたそうで、最近お風呂上がりはリビングに行こうとしません。確かに、影の形が人の顔のように見えるのです。「影だから大丈夫だよ」と言ってもリビングには行こうとしません。

翌日、リビング照明の影が映らないように照明の位置を調整しましたが、リビングには行ってくれません。。

 

自分の記憶を振り返ると確かに子どもの時、和室の天井にあったシミや、障子やふすまの引手が、人の顔に見えたことがあり、見られているような感覚になったことを思い出しました。

 

1回そんな風に見えてしまうと毎回見えてしまいますし、なんとなく顔に見えるところを無意識に探していたような記憶があります。

大人になって子どもがそんな風に言うまで、自分の中でも忘れていました。

 

人の顔に見えることが、「●●現象」というように何か名前があるんじゃないか、と思い調べてみるとありました。

シミュラクラ現象というようです。

 

ja.wikipedia.org

 

シミュラクラ現象(シミュラクラげんしょう)とは、人間には3つのが集まった図形と見るようにプログラムされている、というの働きである。和訳は類像現象

 

人は他人や動物に出会った場合、味方を判断したり、相手の行動、感情などを予測したりする目的で本能的にまず、相手のを見る習性がある。人や動物の目と口は逆三角形に配置されていることから、などが逆三角形に配置されたものを見ると、脳は顔と判断してしまう。心霊写真と呼ばれる現象の多くが、これで説明できるとされている。

 

この記事のコンセントの写真がまさにこの現象です。

いくつか調べていると似た?ような現象がありました。

「パレイドリア現象」というものです。

 

ja.wikipedia.org

 

パレイドリアPareidolia)とは、心理現象の一種。視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象を指す。パレイドリア現象パレイドリア効果ともいう。

 

「雲の形が鳥に見える」といった現象ですね。

どちらも似ている現象ですが、以下の違いかと思います。

 

  • シミュラクラ現象」は、3点が集まった図形を人の顔と認識してしまう現象。
  • 「パレイドリア現象」は、本来そこに存在しないものから普段からよく知ったパターンを思い浮かべる現象。

 

そのように考えると、私が子どもの頃に感じた「天井のシミがおばけに見える」という記憶は、「パレイドリア現象」に近いものだったかと思います。

障子やふすまの丸引手などは、「シミュラクラ現象」に見えていたので、同じ部屋の中で2つの現象の感じていた、ということです。

普通に過ごすだけでいろんな現象に苛まれていたので、子どもは感性が多感というか、忙しいのがものだと改めて思いました。

 

そして大人になるにつれて、「おばけ」というようなものに対する興味や関心がなくなってきて、普通に生活していても過去の経験から「あーそういう風に見えるね」くらいで気にも留めなくなっているのでしょう。なんだか感性の豊かさが無くなっているようで悲しいですね。。

 

さて、うちの子どもはいつになったら怖がらずにリビングに戻ってくれるのか、この現象をどのように説明し安心させるのか、まだまだ時間は掛かりそうです。

自分が子どもの時、どのように結論付けたのか、思い出せません。。

 

前回の記事

 

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