大阪在住通信インフラ社員のあれこれ

日常・車・筋トレ・読書・育児など、記録として発信していきます

家を購入するときに大事だった視点

家購入


日本人の平均年収は460万円ほど。

私と同世代の30代男性となると、470万円ほど。

あくまで平均であり中央値ではないのですが、私もありがたいことに、それ以上もらっています。

「平均以上」というと聞こえはいいかも知れませんが、持ち家もあり、車も所有し、外食したり、旅行も行けるので、それなりに不自由ない暮らしをしている方だと思います。

でも、上を見ればと言ってはおかしいのですが、同世代でも数千万稼いでいる方も当然いらっしゃって、高級車を所有し、バカでかい家に住んでいる方をTwitterで見かけたりします。

そんな方がいる現実を直視すると、「もっともっと稼がないといけない」・「現状で満足していてはダメだ」と安易に自分と比較してしまい、今ある生活が物足りなく感じてしまうことがあります。

 

お金があれば・・

お金がたくさんあれば選択肢が広がりますし、「どちらが安いんだろう」などと考える時間が減るとも思っています。

なのでもっと稼がないと、と考えてしまいます。

しかしそれは「お金に支配されている」状態とも言えるので、基本的な価値観というところは自分で持っているつもりです。

あくまで学生の時からお金の使い方は変わっていません。

物持ちは良い方で10年以上使っているモノもありますし、ブランド物にも興味はさほどありません。モノは使えるまで(壊れるまで)使い続けるタイプの人間です。

 

私のお金の掛け方

そういう私ですが、こと車に関してはお金の掛け方の価値観は違っていると思います。

学生の頃から「車」には興味があったので、欲しい気になる車を買えるように頑張ってきました。

入社当時など本当にお金がなかったのですが、生活費を切り詰めてまで車を購入しローン返済していました。

あの時はきつかったですが、その分仕事に対するモチベーションはかなり上がっていたと思います。

欲しいものを手に入れる・維持するためにどこまで自分の生活を切り詰められるか分かりましたし、その分稼ぐためのモチベーションにも変換されることがわかりました。

若くて独り身で自分の面倒だけ見ていればよかったあの時だからできた体験・経験だと思っています。

入社してから今に至るまで車を何度か乗り換えていますが、収入のほとんどが車に消えていっています。

同期にはお金をほとんど使わず貯蓄に回している人もいましたが、貯蓄額を聞くとその分だけ私は車にお金をかけてきたのか、、とショックを受けたほどです。

 

家探しの条件

ただ、家族ができた今は、「車欲しいぃ、、」と、そんなことばかりは言ってられません。

# 実際は車ばかり見て、「次はこの車かなぁ、、」などと言っていますが、、

私だけでなく、妻や子どもたちもいます。

家族ができてイベント毎の1つである、家探しはかなり(コロナもあり2年ほど)時間をかけていました。

家探しの条件として1戸建てをベースに物件を探していましたが、土地探しに苦労していました。

その当時、マンションを持ち家にする選択肢はありませんでした。マンションの内覧へ行きましたがあくまで「1室」「1部屋」という印象を持ってしまい、「持ち家」というイメージには遠く及ばなかったからです。また、私も妻も実家は持ち家のため「マンション」というものを購入するイメージもなかったのもあります。

 

当時、住宅展示場に見学に行った際に、FP(ファイナンシャルプランナー)の方と無料相談のイベントが開催されており、興味本位で妻と話を聞きに行くことにしました。

年収・勤務先・住宅購入にどれくらいの費用を出せるか、また私たちの財務状況からどれくらいのローンを組むのが適切なのか、などを教えていただきました。

その際にプランナーの方から言われたのが、

「あなたたちは「家」の価値をどのように位置づけするか、よく話し合ったほうが良いと思います。」

私も妻もハッとしました。なんとなく1戸建てに憧れてしまい家を購入しなければならない気がして探していましたが、「家」という物に私たちがどれほどの価値を見出し、お金をかけれるか、ということはあまり考えていませんでした。

 

結局購入した家は

それからコロナ禍になり家探しは一旦ストップし、子どもが産まれ、環境が変わって改めて家探しを再開した時には、プランナーの方に言われたことを反芻して振り返りながら家探しをしました。

すると、今までこだわっていた1戸建てという条件が外れ、マンションが選択肢に復帰し、さらには中古マンションという選択肢まで増えました。

そして中古マンション購入に至りました。

住んでみると快適です。

結局どんな物件でも満足していたのだと思いますが。。

 

家に求める価値・重要度

住んでみて改めて振り返ると、私たちが求めていた「家」という物に対する価値・重要度はそこまで高くなかったのだと知りました。

家に対してそこまでお金を出さなかったからこそ、お互いに趣味や食事などにお金をかけることができています。

私にしてみれば、趣味(車)というものの価値の方が大きかった、ということです。

私の収入ではそこまで選択肢は広くないですが、その中でも自分の人生の中で価値を見出せるものは見つけているつもりです。

 

家族4人となると今のマンションでも少し手狭になってきそうなので、広い家へ引っ越すことも検討しなくてはいけないかもですが、私たちの家に対する価値・重大度はそこまで高くないことがわかったので、建売や賃貸でも満足するかも知れません。

そういった選択肢をするためにも収入は多い方が良いのでしょうが、休職中の今、考えることではなかったですね。。

こういう状態を「高望み」といわれてしまうかもしれません。

現状に感謝し、つつましく生活できるように頑張ります。。

 

 

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