「私はあなたの人生に責任を負えませんから」
通院先の先生に言われました。
「責任」ということはどういうことなのか。責任というものについて考えてみました。
目次
先生との会話
先日、通院のために心療内科へ掛かりました。
最近の調子や会社との連絡状況について話していました。
「復職に向けてどうするか」の話において、
- 現在の職場へ戻る
- 違う担当の職場へ戻る
- 転職する
こういう選択肢が先生からは「転職はおすすめしない」と助言いただきました。
多数の患者さんの中では、
- 職場の人間関係が嫌
- 会社そのものが嫌
という理由で休職している方で転職された方もいらっしゃるらしいのですが、うまくいかない事例も多いようです。
先生からは、
「転職という選択肢を選ぶことはできるが、それはあくまであなた個人の選択です。私はあなたの人生に責任を負えませんから、あなたの人生はあなたが選ぶのです。」
と言われました。
誰も自分の人生に責任を負ってはくれない
確かにそうです。
私の人生ですから他人に提示された選択を選んだからといって誰のせいでもないです。私の人生です。
診断されてからというもの、本やネットの記事などを見ても、
- しんどい時は逃げてよい
- 体調第一
などが記載されているものをよく見ます。実際自分も逃げて「休職」という選択を選んだわけですが、その選択を取るまでに不安や葛藤もありました。
逃げてどうなるの?戻れないんじゃないの?今でもそういった不安はあります。
本やネットの記事の通り選択したからといって、その記載した人達は私の人生に責任をなんら負ってくれるわけでもないです。
そういうことを考えていると、1人で生きているような感じがしてきました。家族や友人もいますが、結局のところ自分だけなのです。
自分自身の選択が自分を形作ってきているのです。
- 食べるもの
- 着るもの
など、日々たくさんの選択をして毎日生きています。
「責任を取る」とは
そもそも「責任を取る」というのはどういうことなのか、ググってみました。
そこでは以下のような考えがありました。
- 相手を納得させられるか
- 仕事については、事案に対してなんらかの対処を実施し、次に繋げられるか
- 金銭的に解決する
- 謝罪する
- 解任する
個人的に腑に落ちたのは「相手を納得させらるか」という考え方です。
ググった内容で出てきたものは、ビジネス寄りな考え方のものがほとんどですが、「納得させることができる」というのは、相手だけでなく、自分に対しても有効な考え方だと思います。
「休職」という選択をしたことも自分に対して、「あの環境では休むしかなかったよね」というように納得するように考えることが、「休職」という選択をとった「責任」なのだと思います。
今はまだ、復職のイメージはつかないですが、今後どのような選択をしたとしても自分に対しては正直になり「納得」するまで考え抜くことが大事なのだと気付いたような気がします。
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